12/24 2学期終業の会
本日(12月24日)朝、体育館にて2学期終業の会を実施しました。以下に校長あいさつの概要を記します。
早いものでもう年末になりました。あっという間の1年だったというのが実感です。生徒の皆さんはいかがですか。
振り返ってみると、社会においてもさまざまな出来事がありました。年明け早々に起きた能登半島地震、夏に開催されたパリ・オリンピック&パラリンピック、夏から秋にかけて長期間にわたった記録的な猛暑、私が挙げるとすればこれら3つが今年の3大ニュースです。明るいニュースもあれば、暗いニュースもあった1年間でしたが、そんな世のなかのありさまを漢字ひと文字で表した「今年の漢字」が、毎年京都の清水寺で発表されています。
今年の漢字は「金」でした。パリ・オリンピックで日本が獲得した金メダルは史上最多の20個、パラリンピックでも前回大会を上回る14個と大健闘しました。「金」には光り輝く明るいイメージがあります。一方で、「金(きん)」は「カネ」とも読めます。イメージはどうでしょうか。政治資金の裏金問題、闇バイトによる犯罪行為、物価高騰など、残念ながらマイナスイメージを表す言葉がどんどん出てきます。
世のなか良いことばかりだといいのですが、実際には良くないことも起こります。しかし、諦めてしまう必要はないと思います。なぜなら、良くないことが起こらないように、ある程度は備えておくことができるからです。皆さんそれぞれの頑張りであったり、気持ちの持ちようであったり、それぞれの行動や心掛けによって、良い結果は必ず近づいてきます。
今年が終わり、来年を迎えるにあたって、皆さんに提案です。新年を迎えるにあたって、「来年の漢字」を考えてみませんか。来年をどんな1年にしたいのか、それをぜひ漢字ひと文字で表してみてください。ちなみに私が考えている「来年の漢字」は「望」です。来年は良いことも起こるでしょうし、良くないことが起こる可能性もあります。しかし、どんなことが起こっても希望をもって乗り越えられるように、気持ちを強く持って臨んでいきたいと思っています。皆さんも「来年の漢字」をぜひ考えてみてください。
この冬休み、皆さんが充実した毎日を送り、新たな気持ちで3学期を迎えられることを願って、2学期終業の会のあいさつとします。