7/21 1学期終業の会

本日(7月21日)朝、1学期終業の会を実施しました。

会の冒頭は校歌斉唱から始まりました。コロナ前以来の校歌復活に、私も歌いながら嬉しさを禁じ得ませんでした。

終業のあいさつでは、NHKの連続テレビ小説「らんまん」の主人公で、神木隆之介さんが演じる槙野万太郎のモデルとなった、牧野富太郎博士のことを紹介しました。

牧野富太郎博士は江戸時代から昭和にかけて活躍し、「日本植物学の父」と呼ばれている方です。牧野博士は「雑草という草はない」という言葉を遺しています。この言葉について、私は次のように解釈しています。「世間で雑草と呼ばれている草であっても、雑草という名前の草は存在しない。どんな草にもそれぞれ名前があり、懸命に生きようとしている。その場に存在しているだけで素晴らしいものだ。」

この解釈を人間に置き換えると、「どんな人間も、その場に存在しているだけで素晴らしい」ということが言えるでしょう。 生徒の皆さんには、素晴らしい存在である自分を大切にし、同じように素晴らしい存在である他人も大切にしてほしいと思います。さらには、素晴らしい存在である自分自身を磨き、成長させることも必要でしょう。これからの夏休み、生徒の皆さん一人ひとりが自分を高められるよう、充実した夏休みとなることを心から願っています。