4/8 1学期始業の会・着任式
令和4年4月に着任し、今年で3年めとなりました校長の谷廣(たにひろ)です。昨年度に引き続き、学校行事や日々のできごとをブログで随時アップ・更新しますので、よろしくお願いいたします。
今年は昨年度に比べて桜の開花が遅く、入学式の時期に満開の桜を愛でるという、珍しい状況となりました。まるで新入生の入学を歓迎してくれているかのようです。朝一番に体育館で1学期始業の会を実施しました。以下に校長あいさつの概要を記します。
新しい年度を迎え、生徒の皆さんが新2年生・新3年生としてスタートする場に立ち会えることをとても嬉しく思います。いま満開の桜のごとく、皆さんの夢が花開きますように。これからの1年間を精一杯頑張って過ごしてほしいと願います。新学年のスタートにあたり、まずは今年の目標について考えてみましょう。こんなことを言っては申し訳ないですが、ほとんどの人は目標を考えることができていないと思います。世間一般的にも、はっきりと目標を持っている人は、むしろ少数派かもしれません。それは、目標がなくてもなんとかなるからです。もし目標がなければ生きられずに死んでしまう、というほどの切迫感があれば、全員が必死になって目標を立てるはずです。でも実際には、目標がなくても、なるようになります。そこで皆さんには、「目標がなくてもいいのか?」を敢えて問います。
西寝屋川高校ホームページのトップを開けると、「なりたい自分をつかみとれ!」というフレーズが出てきます。「なりたい自分」をイメージするのが漠然としていて難しいならば、1年後の「なりたい自分」をイメージしましょう。遠い将来はイメージできなくても、1年後のことはイメージできるのではないでしょうか。1年後に次の学年に進級できた自分、卒業できた自分、希望の進路を実現できた自分、欲しかったものを手に入れた自分、そんな1年後のイメージなら、誰にもできます。それでは、1年後に「なりたい自分」になるには何をすればよいか。「頑張る」だけでは不十分です。「1日にこれだけの時間は必ず勉強する」といった具体的な目標が必要です。具体的な目標が立てられたら、あとは実行するのみです。それはすべての生徒の皆さんができることです。できるのにやらないのはとても勿体ないことです。必ず実行してください。
1つめ「1年後のなりたい自分をイメージすること」、2つめ「具体的な目標を立てて実行すること」、この2つのことに取り組むことができれば、皆さんの人生は必ずよい方向に進みます。これからの1年間が、皆さんにとって充実したものになることを願って、1学期始業の会のあいさつとします。