12/22 2学期終業の会
本日(12月22日)朝、体育館にて2学期終業の会を実施しました。今学期は8月22日のスタート以来4か月にわたる長い期間でしたが、大きな事故なく終えることができました。生徒の皆さんが元気そうな様子だったことを嬉しく思います。以下、校長あいさつの概要を記します。
この2学期、学校行事としては文化祭、2年生は修学旅行、3年生は進路関係と、さまざまなことがありました。振り返って充実していた人はより充実するように、そうでなかった人は今度こそ充実するように、3学期に向けて気持ちを新たにしてほしいと思います。
この2学期には社会おいてもいろいろなできごとがありましたが、スポーツ界においては、なんといっても阪神タイガースが38年振りの日本一を達成したことが大きな話題でしょう。そこで今日は野球にちなみ、イチロー元選手の話をします。イチローは現在シアトル・マリナーズのインストラクターを務めながら、ここ数年は日本全国各地の高校を回って野球の指導をされています。今年の秋ごろ、たまたまインターネットのニュースを見ていると、イチローが北海道のある高校へ指導に行ったときの様子が取り上げられていました。そこでイチローは、高校生に対して「頑張らなくてもいい」と言いました。
「頑張らなくてもいい」と聞くと、普通の人であれば「別に頑張る必要がない」とか、「楽しても構わない」などと思ってしまいがちですが、イチローは単に「頑張らなくてもいい」と言ったのではありませんでした。「限界まで頑張ったのであれば、それ以上は頑張らなくてもいい。自分の今の状況を考えたときに、限界を迎えるまで頑張ったからしんどいのか、しんどいことから逃げてるだけなのか、それはわかるよね。それは自分で判断しないといけないよね。」そのように言ったのです。自分に厳しかったイチロー元選手ならではの言葉だと思います。
この冬休み、自分に対して厳しくあるのか、それとも自分を甘やかすのか、それを考えるのも皆さん自身です。皆さん自身がよく考えて行動し、よい冬休みを過ごすことを願って、2学期終業の会のあいさつとします。