3/22 3学期終業の会

本日(3月22日)、1・2年生は久しぶりの登校日です。体育館にて3学期終業の会を実施しました。以下に校長あいさつの概要を記します。

この3学期を振り返るとわずか2か月余り、あっという間に過ぎ去った印象だと思いますが、逆の見かたをすれば、期間が短い分一日一日の重みが大きかったともいえます。ここにいる皆さんは、無事に新学年への進級を勝ち取って、新たなステップへと歩みを進めることができた人たちです。それ自体はとても喜ばしいことですが、油断をしてはいけません。新学年に向けて、しっかりと気を引き締めて臨んでほしいと思います。

さて今日は、最近嬉しく感じたことを紹介します。近隣の中学校の校長先生が来賓として本校卒業式に出席された際、卒業生代表として答辞を読んでいた本校生が、その中学校の卒業生だったそうです。今度は私が中学校卒業式に出席させていただくと、校長先生は式辞のなかで、本校生答辞の一部を紹介してくださいました。「高校3年間はコロナ禍でいろいろな制限があったけれども、私は自分たちのことを可哀想だとは思わない、高校3年間でいろいろな経験ができたことを、とてもよかったと思っている」という内容に共感し、中学校を卒業する皆さんに伝えてくださったのです。西寝屋川高校生のメッセージを地域の方々が認めてくださっている、そのことを本当に嬉しく思いました。

西寝屋川高校は、学校を作るにあたって、地域の皆さんから土地を提供いただき、地域の皆さんの協力のもと成り立っている学校です。地域の皆さんは、地域に必要な学校として、いつも西寝屋川高校のことを気にかけてくださっています。このような嬉しい話題があがることは、西寝屋川高校の価値を高めるという点においても大きな意味があります。残念ながら、ときには苦情やお叱りもいただくこともありますが、お褒めの言葉をいただき、その影響が地域に広がるのはとても嬉しいことです。同じ影響であればプラスイメージを与えられるようになりたい、その思いは皆さんすべてに共通するものだと思います。どんな小さなことでもかまいません。今の自分よりもプラスとなる行動をとってください。ひいては、それが西寝屋川高校にとってもプラスの価値となるように。皆さん一人ひとりの行動に期待をして、3学期終業の会の挨拶とします。